中絶を迷っている方へ

Birth

正しい妊娠週数の把握が重要

正しい妊娠週数の把握が重要

予期せぬ妊娠をされた場合、中絶手術を受けるか、出産するかを迷われる方は多いです。しかし、中絶手術は受けられる期間が定められているため、早めにご決断する必要があります。そのためにも、正しい妊娠週数を把握することが重要です。

中絶手術には2種類あり、妊娠12週までの場合は初期中絶手術、妊娠12〜22週未満は中期中絶となります。中期中絶は、入院の上、薬剤を使用して、出産と同じように分娩することで中絶を行いますが、お身体への負担や費用面での負担も大きくなってしまいます。そのため、中絶手術を受けられる場合はできるだけ早くクリニックを受診いただき、初期中絶手術を受けられるほうが良いでしょう。

また、当クリニックでは、中絶手術を無理におすすめすることはございません。出産するかを迷われている方には、産科への紹介状をご用意することも可能です。中絶か出産かを迷われている方、ご自身の妊娠週数を正確に把握したい方、安全に手術ができる期限を知りたい方など、お一人でお悩みの場合は、お気軽に当クリニックまでご相談ください。

診察のご予約はこちら

診療時間 10:00~19:00 ※最終窓口受付 18:30

妊娠から出産までの流れ

妊娠中の母体には、胎児の発育に伴い様々な変化が生じます。特に、妊娠3ヵ月頃(妊娠11週頃)までと、妊娠8ヵ月(妊娠28週)以降は、体調に変化が起こりやすい時期です。そのため、食事や休息の取り方、働き方などに注意し、無理のないよう過ごすことが大切です。妊娠してから出産までの、主な身体の変化についてお伝えします。

妊娠0~3週 妊娠3週頃は、受精卵が着床して妊娠が成立する時期です。基本的に自覚症状はなく、妊娠に気づくことはほとんどありませんが、赤ちゃんの生命は芽生えています。
妊娠4~11週 この頃には、生理が遅れたり、体調が変化したりして、妊娠に気づくことが多いです。まずは市販の妊娠検査薬を使用してみましょう。個人差はありますが、つわりの症状が現れはじめます。また、流産しやすい時期となるため、無理せず安静に過ごしてください。
妊娠12~15週 この時期は、おなかが大きくなり始める頃です。妊娠届出書を提出することで、母子手帳の交付を受けると同時に、妊婦健康診断が始まります。赤ちゃんの内臓の形態は、ほとんど完成しています。
妊娠16~19週 安定期に入り、つわりが治る時期です。おなかの大きさが目立ってきます。赤ちゃんの全身にうぶ毛が生え始め、からだ全体が胎脂と呼ばれる脂におおわれていきます。
妊娠20~23週 この時期までには、胎動を感じるようになります。妊娠中期〜妊娠後期は、妊娠高血圧症候群や貧血などが生じやすいため、注意が必要です。赤ちゃんは筋肉・骨がしっかりとしてくるため、動きが大きくなります。
妊娠24~27週 この時期には、子宮上部がおへそ部分を超え、全体的におなかがなだらかな丸みを帯びます。赤ちゃんの脳が発達し、からだの制御機能が高まるため、からだの向きを変えたり、動き回ったりします。
妊娠28~35週 子宮が胃を圧迫し、胃がつかえた感じがします。また、おなかの張りを感じやすいです。適度な運動を心がけ、積極的に水分補給しましょう。胎動の回数が少し落ち着き、赤ちゃんがおとなしくなったように感じることもあります。赤ちゃんは皮下脂肪が増えてくるため、からだつきがふっくらとし、見た目は新生児とほとんど同じようになります。
妊娠36~40週 この時期は臨月となります。子宮が下がってくるため、おなかの上部の圧迫が少しだけ楽になります。胃のつかえや苦しさがなくなるため、体重が増加しやすい時期です。食事には気をつけましょう。また、赤ちゃんの外見上での発育は、この時期には完成しています。

お産の兆候(サイン)

おしるし 出産が近づいてくると、少量の出血がみられることがあります。これを「おしるし」と呼びます。子宮が収縮することによって、赤ちゃんを包む卵膜の一部が子宮壁からはがれ、毛細血管が破綻することで生じます。おしるしは、もうすぐお産が始まるというサインで、少量なら心配のない出血ですが、量が多いときは分娩施設へ連絡しましょう。
前駆陣痛(ぜんくじんつう) 前駆陣痛は、本格的な陣痛が起こる前に、子宮の筋肉が収縮することで起こる陣痛です。陣痛が起こる時間が不規則で、痛みがそれほど強くなかったり、おさまったりすることもあります。陣痛が起こる間隔が一定になり、痛みが強くなってきた場合は、本格的な陣痛が始まっている可能性が高いので、分娩施設へ連絡します。
破水 破水とは、赤ちゃんを包む膜が破れて、中の羊水が出てくることを言います。陣痛のピーク時に起こることが多いですが、陣痛前に破水することもあり、これを「前期破水」と呼びます。また、子宮口が開いていない状態で陣痛が起こり、破水した場合には「早期破水」と呼びます。破水かな?と思ったら、すぐにクリニックへ連絡しましょう。

News

お知らせ

  • 2025/3/25

    エブラパッチ(避妊パッチ)が入荷いたしました。

  • 2024/3/18

    現在ミニピルのセラゼッタの在庫がなく、次回入荷時期は未定です。セラゼッタのジェネリック医薬品である「アザリア」は処方可能です。恐れ入りますが、ご理解・ご協力のほどお願い申し上げます。

  • 2024/1/15

    医療法人元修会への法人化に伴い、当クリニックの医療機関コードは6520142に変更になりました。