中絶方法(ソウハ法・吸引法)

Difference

ソウハ法と吸引法
(中絶方法)の違いとは

正確な操作が可能なソウハ法を採用

人工妊娠中絶手術には、妊娠12週未満に対応する「初期中絶」と、妊娠12〜22週未満に対応する「中期中絶」があります。中期中絶では、薬剤を用いて出産と同様の分娩をすることで中絶を行いますが、初期中絶手術では、2種類の方法を用いて中絶手術を行います。

初期中絶手術は「ソウハ法(掻爬法)」「吸引法」のいずれかの方法で手術が行われますが、どちらの方法が良いということはありません。手術方法の違いによって、後遺症や不妊になる確率などが変わることは、基本的にはないとされています。そのため、手術方法の違いによる後遺症などについて、過度にご心配する必要はないでしょう。それぞれの手術方法の主な違いは下記の通りです。

ソウハ法(掻爬法) 吸引法(MVA)
手術時間 10~15分程度 10~15分程度
手術方法 トングのような鉗子であらかた子宮内容物を除去したのち、スプーン状の器具・鉗子で子宮内膜を掻き出す ストロー状の細い管を子宮内に挿入し、子宮内容物と子宮内膜を掻き出しつつ吸引する
前日の術前処置 不要 不要
入院の要否 原則不要 原則不要
合併症の頻度・
リスク
少ないですが、予期せぬ合併症が起こる可能性があります 少ないですが、予期せぬ合併症が起こる可能性があります
特徴 日本で従来から行われている中絶方法 世界産婦人科連合・WHO世界保健機構で推奨されている方法
メリット 経験を積んだ医師であれば、鉗子に子宮内の状態が繊細に伝わるため、きめ細やかな操作が可能。手術器具がシンプルなものなので、洗浄・消毒が容易 身体への負担が少ない
デメリット 子宮が変形していると、手術時間が長くなってしまうことがある。子宮内膜を傷つけるリスクを伴う。出血量が多くなる可能性がある 吸引鉗子で吸うだけなので、先端での細やかな感覚が得られず、内膜の遺残がおこりやすい。洗浄・滅菌作業に手間がかかる
痛み 麻酔下で行うため、手術中の痛みはありません 麻酔下で行うため、手術中の痛みはありません
中絶費用

税込66,000円~(妊娠週数の大きさで変動)

  • ※別途麻酔料等頂戴します。
  • ※診察にて医師が「リスクが伴う手術」と判断した場合、追加料金が発生する場合があります。(例:肝炎ウイルスや梅毒、HIVの感染がある方、パニック障害などの持病のある方など)

税込66,000円~(妊娠週数の大きさで変動)

  • ※MVAは追加費用として別途¥46,000(税込)がかかります。
  • ※別途麻酔料等頂戴します。
  • ※診察にて医師が「リスクが伴う手術」と判断した場合、追加料金が発生する場合があります。(例:肝炎ウイルスや梅毒、HIVの感染がある方、パニック障害などの持病のある方など)

ソウハ法(掻爬法)

手術時間 10~15分程度
手術方法 トングのような鉗子であらかた子宮内容物を除去したのち、スプーン状の器具・鉗子で子宮内膜を掻き出す
前日の術前処置 不要
入院の要否 原則不要
合併症の頻度とリスク 少ないですが、予期せぬ合併症が起こる可能性があります
特徴 日本で従来から行われている中絶方法
メリット 経験を積んだ医師であれば、鉗子に子宮内の状態が繊細に伝わるため、きめ細やかな操作が可能。手術器具がシンプルなものなので、洗浄・消毒が容易。
デメリット 子宮が変形していると、手術時間が長くなってしまうことがある。子宮内膜を傷つけるリスクを伴う。出血量が多くなる可能性がある
痛み 麻酔下で行うため、手術中の痛みはありません
中絶費用

税込66,000円~(妊娠週数の大きさで変動)

  • ※別途麻酔料等頂戴します。
  • ※診察にて医師が「リスクが伴う手術」と判断した場合、追加料金が発生する場合があります。(例:肝炎ウイルスや梅毒、HIVの感染がある方、パニック障害などの持病のある方など)

吸引法(MVA)

手術時間 10~15分程度
手術方法 ストロー状の細い管を子宮内に挿入し、子宮内容物と子宮内膜を掻き出しつつ吸引する
前日の術前処置 不要
入院の要否 原則不要
合併症の頻度とリスク 少ないですが、予期せぬ合併症が起こる可能性があります
特徴 世界産婦人科連合・WHO世界保健機構で推奨されている方法
メリット 身体への負担が少ない
デメリット 吸引鉗子で吸うだけなので、先端での細やかな感覚が得られず、内膜の遺残がおこりやすい。洗浄・滅菌作業に手間がかかる
痛み 麻酔下で行うため、手術中の痛みはありません
中絶費用

税込66,000円~(妊娠週数の大きさで変動)

  • ※MVAは追加費用として別途¥46,000(税込)がかかります。
  • ※別途麻酔料等頂戴します。
  • ※診察にて医師が「リスクが伴う手術」と判断した場合、追加料金が発生する場合があります。(例:肝炎ウイルスや梅毒、HIVの感染がある方、パニック障害などの持病のある方など)

前日に行う術前処置の必要がありません

一部の施設では、手術前日に子宮口を広げるための「術前処置」が必要だと言われていますが、当クリニックでは基本的に術前処置を必要としていません。術前処置は、前日から、膣内の子宮の入り口に何本も硬い棒のような器具を挿入し、この棒のようなものに水分を含ませることで、徐々に子宮口を広げます。この術前処置は、器具の挿入時に痛みを感じやすいといわれています。当クリニックの中絶手術では、原則術前処置を行わないため、処置による痛みを感じることがありません。そのため、痛みに弱い患者様も、安心して手術をお受けいただけます。また、日帰りで手術をお受けいただけます

MVA(手動吸引法)について

中絶手術の方法「吸引法」には、EVA(自動吸引法)とMVA(手動吸引法)があります。それぞれの違いは、EVAが金属製であることに対し、MVAはプラスチック製で、一度きりの使い捨てタイプとなっています。MVAの方が柔らかくしなやかで、吸引力の調整が可能なため、よりお身体への負担が少なくて済むというメリットがあります。(当クリニックでは、EVAの取扱いはありません)

大宮駅前婦人科クリニックでは患者様の妊娠週数やお身体の状態に合わせて、ソウハ法・吸引法(MVA)いずれかの手法にて中絶手術を行います。手術方法についてご不明な方は、診察時にお気軽にお申し出ください。

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お知らせ

  • 2024/3/25

    エブラパッチ(避妊パッチ)が入荷いたしました。